遺言
樹木希林さんの「120の遺言」を読みました。
相続あんしん相談センターのスタッフから勧められて手にした著書です。
仕事柄この手の本は色々読ませていただいています。
「ベストセラー.......になってるんだ。」
遺言といってもあらためて書かれたものではなく、長い女優人生の間のインタビューなどで語られた「メッセージ」が一冊にまとめられたものです。
飾らない、自然体、やさしさ、本音が人気の要因かなと思います。
自分はこう周りから見られたい、評価されたい、嫌われたくないから自身を装います。こうなりたい、隣の人よりも良い生活をしたい、優越感から他人のトラブルに関心をもったりして。
第1章:生・・・から
「もっと、もっと」という気持ちをなくすのです。
幸せというものは「常にあるもの」ではなくて「自分で見つけるもの」
お客様に「遺言書」の作成をお奨めします。でもなかなか書けないとおっしゃいます。私もお客様にお奨めする以上とは思うのですがまだ書けていません。
遺言書は法的効力を持つ財産だけではなく付言事項といって思いを伝えることができます。
相続のご支援から遺言書を拝見します。
ご自分よりも早くに亡くなられた奥様への感謝の気持ちを綴られたり、ご家族での旅行の思い出を綴られたり、人生ドラマを一瞬で垣間見させていただき胸が熱くなります。
改まって文章に、文章でないと言えないこともありますが樹木希林さんの「120の遺言」を読んで思ったことは常日頃から自分の考え、感謝の気持ちを伝えられるコミュニケーションがあれば素敵だなぁと思いました。
森下真紀子